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アルベールビルオリンピック(XVI Olympic Winter Games)は、1992年2月8日から2月23日までフランスのサヴォワ県アルベールヴィルで行われた冬季オリンピック。 64カ国・地域、1,801人(男性1,313、女性488)が参加。 夏季オリンピックと同年開催の、最後の冬季オリンピック。次のリレハンメルオリンピックからは夏季オリンピックの中間年に行われるようになる。
ハイライト開会式および閉会式の演出は31歳の振付家・演出家、フィリップ・ドゥクフレに委ねられた。開会式では、一人の少女が一羽の鳩を空中に放ち「ラ・マルセイエーズ」を歌うオープニングから、空中ブランコや竹馬などサーカスの技、南仏の民族舞踊、アイスダンスなどによって人々が華麗に空を舞い練り歩く祝祭が繰り広げられた。幾何学的な模様の舞台装置や衣装も最大限に活用する彼の幻想的な演出は、会場の観衆や世界中のテレビ視聴者を魅了し、絶賛を浴びた。 72年札幌冬季オリンピックの笠谷幸生以来、冬季五輪での日本2個目の金メダルは、意外なところから出た。大会10日目のノルディック複合団体・前半ジャンプで、日本チームの三ヶ田礼一、河野孝典、荻原健司は、大ジャンプを連発、翌日のクロスカントリースキー(3人×10km)でのタイム換算で2位のオーストリアに2分27秒の大差をつけた。 翌日、日本の第1走者は三ヶ田礼一、個人戦では、前半ジャンプで2位につけながら、後半クロスカントリーでは足が止まり、最下位に沈んだ三ヶ田だったが、この日の滑りは快調だった。個人戦で足が止まる原因となった湿った重い雪が、この日は滑りやすいサラサラ雪になっており、クロスカントリーが比較的苦手な日本選手にとって、有利な条件となっていたのである。三ヶ田は、2位との差を20秒程度縮められただけで、第2走者、河野孝典に引き継ぐ。このあたりから、ジャンプでは下位に沈んでいたクロスカントリー王国、ノルウェーが追い上げ、2位のオーストリアに迫ってきていた。河野も快調に飛ばし、最終走者、日本チームのうちでクロスカントリーを最も得意にする荻原に引き継いだ。 2位グループ、ノルウェーとオーストリアは必死に追い上げるが、荻原が8.5km地点を通過した時点で、600m以上の差がついていた。そして、ゴールまであと100m付近で、荻原は、国旗・日の丸を受け取り、それを振りながらゴール、前代未聞のゴール前の「ウイニング・ラン」であった。3人は表彰式でも、F1ばりにシャンパンシャワーを行い、それに対し、一部の考えの古いジャーナリストの中には、「フロックに過ぎない」「浮かれ過ぎ」と眉を顰める向きもあった。だが、彼らは、その後も、世界選手権、ワールドカップで好成績をあげ、そんな見方を退けていった。彼らは、それまで国家の期待を一身に背負ってという感じで、常に悲壮感があった日本選手とは全く違ったタイプだった。日本の代表と言う意識は持ちながらも、悲壮感に押しひしがれる事無く、国際的な舞台でも、実力を遺憾なく発揮していく新しいタイプのオリンピック・ヒーローの誕生と言えたのである。 女子スピードスケート・1500mでは、前回のカルガリー大会で5種目全てに入賞しながらもメダルに一歩届かなかった橋本聖子が3位に入り、悲願の銅メダルを獲得する快挙を成し遂げた。冬季五輪で日本女子選手としては、橋本が史上初めてのメダリストとなり、その次にフィギュアスケートの伊藤みどりが2人目となる。 女子フィギュアスケートの伊藤みどりにはメダルの期待がかかっていた。オリジナル・プログラムでジャンプ失敗の転倒が響き、フリー演技では五輪史上女子選手初のトリプルアクセルを成功させたものの、クリスティー・ヤマグチ(アメリカ)に一歩及ばず、銀メダルを獲得した。 男子スピードスケート・500mでも、金メダルのルーベイエンス・マイ(ドイツ)に続き、黒岩敏幸が2位銀、井上純一が3位銅メダルを獲得した。 実施競技各国・地域の獲得メダル数詳細はアルベールビルオリンピックでの国・地域別メダル受賞数一覧を参照
主なメダリスト
EUNドイツに次いでメダルを獲得した国・地域EUNは旧ソ連の統一チームである。詳細はEUN。 関連項目外部サイト
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